ソファの価格を決める要素とは

リビングの定番家具となっている「ソファ」ですが、製品を見比べてみるとかなり幅広い価格帯のものがあることに気づきます。

安いものであれば数千円程度から高いものになると数十万円と、一見して違いがよくわからないこともあります。

ソファの価格を決める要素としては「フレーム」「収集材」「クッション素材」「張地」の4つが挙げられます。

順番に説明をするとまず「フレーム」とは、どのような木材を使用しているかや、どういった形状をしているかということです。

日本ではこの木製フレームの製造に非常に高い技術力を持つ企業が多く、クッション材をほとんど使うことなく快適なソファにすることもできていたりします。

木製フレームのソファを主力商品としているメーカーとして「飛騨産業」や「マルショウ」「天童木工」といったところがあります。

いずれも国内の木材生産地に拠点があり、木の特性を生かした非常に使い心地に優れたソファを作っているメーカー品です。

2~3人かけのソファでも価格は20万円近くするのが主力商品となっているので、ソファをこだわって選びたいという人におすすめです。

スプリングやウレタン材で座り心地が変わる

そのソファが品質のよいものであるかどうかは、座ってみれば素人でもすぐにわかります。
安いソファの場合、体全体が沈み込むような印象となり、最初こそフワフワして気持ちが良いのですがしばらく座っていると体のバランスが取りづらく疲れてきてしまいます。

高品質のスプリングやウレタン材を用いているソファになると、体の重心の場所によって座り心地が固定されるので、長く座っていても疲れることがなくリラックスしてくつろぐことができます。

大きな家具店に行くと、ソファコーナーに置かれている製品が断面になって紹介されていることもよくあります。
ソファの断面を詳しく見ると、内部のクッション材がどのように配置されているかがわかり、大変参考になります。

有名なソファメーカーは独自のクッション技術を持っているところが多いため、選ぶときにでできるだけ直接お店に足を運び実際に座ってみることをおすすめします。

最後の「張地」ですが、これは大きく「布製」と「革製」に分けることができます。
一般住宅用として販売されているソファの大半は布地を使用していますが、高価格帯のソファになると本格革張りのものも見かけることができます。

安価なタイプとして合皮や人工革、ビニール材といったものが用いられるものも多くあります。
座り心地がよいのは革製ですが、やはり本皮のものはかなり価格が高く、張地のランクだけで数万円も高くなるということも珍しくありません。