引越し業者は数多くの引越しの現場を経験して、運び出しについて独自のノウハウを持っています。
ですので下手にお客側で分解などをしてしまうと、かえって積み込みに時間がかかってしまったり、破損をしやすくなってしまうことがあります。
ほとんどの業者の場合、積み込みや運び出しに必要となる家具類の解体と組み立てを無料で行ってくれます。
住宅の出入り口の都合で運び込みが困難となるベッドや本棚といったものは分解できるところは分解して運び出すようにするということも珍しくありませんので、細かい荷物を邪魔にならないよう別に段ボール詰めにして、あとはおまかせするのがよい方法となります。
ただし家具によっては分解が難しいものもあります。
引越し先となる住宅が狭い入り口をしていたり、階数が高くて運び込みが難しい場合になると、別途料金を請求されたり、運び込みを拒否されるということにもなってしまいます。
引越しの見積り依頼をかけるときには、あらかじめわかっている情報をできるだけ正確に伝え、現地で突然のトラブルが起こらないよう気をつけましょう。
分解できない家具類は思い切って処分を
現在住んでいる場所よりも狭い場所に引っ越すという場合には、大きな家具類を全て持ち出すことはできません。
引越しは持ち物を思い切って整理できるよい機会であることから、もし運び出しが難しいと言われた家具があるなら思いきった処分をするのもよいでしょう。
引越し業者の中には、不用品の引取やリサイクルを請け負っている場合もあり、買取可能な家具が合った場合その分を引越し費用から負けてくれるということもあります。
引越し業者の他に廃品回収業者やリサイクルショップなどでも不要な家具を買い取ってくれています。
大きな机や本棚、ダイニングセットといったものは状態がよければかなり高い値段をつけてくれるということもあるようです。
もし既に汚損がひどくついているというなら、廃品回収や粗大ごみとして処理を事前に行っておきましょう。
粗大ごみの処分方法は自治体によって異なっていますが、ほとんどの場所で事前に市区の窓口などに連絡をしておけば、指定した日時に提携業者が引取に来てくれます。
ただし廃品回収業者の場合には、こちらからお金を出して処分をしてもらうという形になるため、状態を見て買取も上手に利用していきましょう。